顔ハメ&イルミが楽しめる那須りんどう湖の進化 プロジェクションマッピングで自分の顔投影
和歌山県にある「フェスタ・ルーチェ実行委員会」が、2018年に和歌山マリーナシティで実施し10万人を集客したイルミネーションイベントを、今年はその技術を生かして、和歌山と那須で同時開催。那須りんどう湖ではスイスをテーマに実施することになったという。
それにしても、建物に顔の映像を投影する「顔ハメ」は、発想として面白い。何よりも建物に投影することで「大きな顔ハメを広い空間でみんなで楽しめる」ことになるので、盛り上がり方が普通の顔ハメとは格段に違う。顔ハメパネルを愛好する私としては、とてもうれしい、斬新で特筆すべき試みだ。
投影された映像に自分の顔が映るという斬新さ
実は2017年11月に横浜市で行われた「スマートイルミネーション横浜」というイベントで、「クイーン」という愛称で親しまれている歴史的建造物「横浜税関」に顔を投影して巨大な顔ハメにしてしまう「カオハメ・ザ・ワールド」という作品が登場したことがある。
このときはあたかも「歴史的な建物に自分がなりきる」ような面白さがあったわけであるが、今回那須りんどう湖で行われた「シンギング・クリスマスツリー」では、本来知らない人同士の来園者たちが一緒にクリスマスソングを合唱するような一体感が楽しめるわけで、これはこれで新たな顔ハメの楽しみ方を切り拓いたと言えるだろう。
お客さんからの評判も上々だという。「フェスタ・ルーチェ」を那須りんどう湖に誘致した仕掛人の1人である、那須りんどう湖レイクビュー企画料飲課支配人の望月旭さんはこう語る。
「シンギングツリーは、多くの方に利用されて人気です。当初は若者のグループの方たちの人気と感じましたが、家族連れや子どもにも人気です。『顔がサンタになって投影されるのが面白かった』というアンケートもいただいています。
投影された映像に自分が映るのを、仲間や友人、家族で一緒に眺めて盛り上がっている様子をよく見かけます。とても楽しそうで、こういう光景はほかのイルミネーションイベントでは、あまりないのではないかと感じています」
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