「働かない若手」を効率的に働かせる唯一の方法

「部下がなかなか戦力にならない」管理職必見

次は「声かけを増やす」です。あとは、上司が声かけを増やすことで、聴きやすくなります。朝一番に笑顔で「おはよう」の挨拶をすることで、若手も「おはようございます。朝一番に申し訳ないのですが、よろしいですか?」と聴きやすくなります。

組織でルール化することや、自身の関わり方を工夫することで、時間をつくることができます。その意識を持つことが、若手の心を安心させる要因になるのです。

リスクに備える「予防策」と「対応策」

「想定されるリスク」を前もって伝える

若手が仕事をするためには、何を考えることが大事であるかを理解してもらうことが必要です。その最たるものが「想定されるリスク」です。さらにそのリスクが発生した場合の「対応策」と、そのリスクを発生させない「予防策」なのです。

例えば、12月に行うあるイベントプロジェクトにおいて、若手が、「11月15日までに」「Aという製品を」「自社に納入してもらう」仕事を任されたとします。

期限までに納入してもらうためには、そのA製品の納入企業と打ち合わせする必要があります。この場合の想定されるリスクとはなんでしょう。

それは、納入企業から「断られる」リスクです。

理由は、「価格」「納入日が間に合わない」「数量が足りない」などです。

ではそれに対して、どんなことを考えればいいのか。それは、その事態を未然に防ぐ「予防策」と、起きたときに即動ける「対応策」を考えることです。

次に、断られてしまった場合の「対応策」です。何かが起きてから慌てて対策をするようでは、時間が大きくかかります。

とくにいつもお世話になっている企業だと、今回も大丈夫だろうと安心してしまうものです。なので、たまたま依頼が重なり、今回は無理だと断られてしまったときに慌ててしまうのです。

その場合は「ここに依頼しよう」と次の候補をあらかじめ決めておくと、仕事はスムーズに進みます。この場合も、事前に上司に相談して了解を得ておけば、すぐに動けることになります。つまり、上司にダメだと言われないための「予防策」です。

すべての仕事には、「アクシデント」が起こる可能性があります。これをどこまで想定し、予防策と対応策を考えられるかが、仕事の質をあげていく要素になります。

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こうして、リスクに関して事前に考えさせる仕事の仕方を教えることが、若手を成長させることにつながるのです。

例えばある商社のケースですが、取引先との交渉で、お客様からのご要望と自社の利益との関係をギリギリまで詰め、やっとまとまりました。ところが、最終決裁の確認を行うときに上司が出張でいないことに気づき、慌てたことがあったそうです。

やっとのことで連絡がとれ、その上の上司が決裁してくれたそうですが、交渉準備や、想定問答のことに意識が行きすぎて、まとまった後の決裁者のスケジュール確認までできていなかったそうです。

このように、仕事では1つの漏れで一気に窮地に立たされます。なので、そうならないように事前にリスクを想定しておくことが、とても重要なのです。

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