「3時間睡眠でも毎日元気な人」の超簡単な習慣 取り除くべきは体の疲労よりも脳疲労だった

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まずは、後頭部の生え際を温めることで、全身をリラックスモードに導いてあげるのです。これがポイントです(ちなみに、生え際から数センチ下の首の付け根を温めるのは、肩コリをほぐすのに有効ですから、これも覚えておくといいでしょう)。

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十分にリラックスできたところで、今度は両目の上にタオルを置いて温めます。しっかりと2カ所を温めるためにも、厚手のタオルで蒸しタオルをつくるのがおすすめです。眼球から、その奥の視神経までが温まって血が巡るのを感じながら、十分にリラックスしてください。

血流がよくなるのはもちろんですが、蒸しタオルで温めてあげると、自然と全身の力が抜けて、リラックスモードに入っていきます。副交感神経が優位になり、脳波がアルファ波に変わります。

そのため、仕事が終わって帰宅したときや、夜のリラックスタイムなどのタイミングで行うのがいいでしょう。「オンとオフの切り替えが苦手」という方でも、強制的にオフモードにスイッチを切り替えてくれるくらいの効果が蒸しタオルにはあります。

眼精疲労に効くツボをマッサージ

蒸しタオルを使って十分に目のまわりをほぐしたら、次は眼精疲労に効くツボをマッサージしましょう。刺激するツボは、3カ所です。 

① 眼球と眼球の上の骨の間
まず、目を閉じて、眼球と、眼球の上の骨の間に親指を横にしてあてます。そして、眼球の上の骨を、やさしく押していきましょう。
3秒押して、3秒力を抜く。また3秒押して、3秒力を抜く。これを3回繰り返します。
力を抜く際は、急に離さず、スーッとやさしく力を抜きましょう。
強い力で押す必要はありません。ゆっくり、軽く押すだけでも、痛みを感じることもあると思います。眼精疲労がたまっている証拠です。
②眼球の下
次は、眼球の下。
眼球の下にある骨に、人差し指、中指、薬指を引っかけるようにやさしく押していきます。3秒押して3秒力を抜く。これを3回繰り返します。
③ こめかみ
最後に、こめかみを人差し指、中指、薬指の3本の指でクルクルと回しながらほぐしておきましょう。これを 6〜10回ほど行います。
こめかみは、とくに痛みを感じることが多いと思います。眼精疲労を起こしているときには、こめかみのあたりに老廃物が詰まってしまっていることが多いのです。これも強い力は必要ありません。やさしくゆっくりと押します。

 

余裕があれば、親指を使って、後頭部を生え際に沿って耳の後ろの骨の内側から盆の窪(首のうしろ中央のくぼんだ部分)まで押していくのもおすすめです。ここも目の疲れに効果があり、また不眠に効くツボもあります。

眠る前にゆっくりリラックスし、蒸しタオルで目を温めた後にツボマッサージを行ってみてください。寝つきや、次の日の起きたときのスッキリ感などが確実に変わるかと思います。

「眼精疲労を感じてはいたけれど、とくにメンテナンスをしていなかった」という方は、ぜひ試してみてください。

松本 美栄 睡眠セラピスト、睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」オーナー

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まつもと みえ / Mie Matsumoto

美容師、発毛クリニック勤務などを経て、2013年表参道に姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」をオープン。開業当初、1人で業務をこなしていたため、睡眠不足になり体を壊す。それがきっかけで、短時間で疲れをとるための睡眠法を研究しはじめる。自らを実験台にさまざまな方法を試した結果、睡眠の効率を極限まで上げ、短時間で疲れをとるメソッド「濃縮睡眠」を開発。そのメソッドを自身のサロンで提供しはじめたところ、経営者や士業など、多忙を極めるビジネスパーソンの間で評判になる。現在は、サロンでの施術や座学の提供のほか、企業での講演やセミナーも行っており、これまでに延べ5000人以上の睡眠に関する悩みを解決してきた。

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