会社でやりたいことができない41歳女性の葛藤

夫の転勤に合わせてパートを転々としてきた

会社がやりたいことをやらせてくれず、方向性に迷っています(写真:8x10/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

私は現在41歳。正社員での経験は独身の数年間だけで、その後は夫の転勤の都合に合わせてパートを転々としてきました。私が30代後半のころ、夫が転職、引っ越しの必要がなくなったので、私はとある技術職に応募し、未経験で採用されて働き始め、現在に至ります。
その技術職を選んだのは、私の住む地方では求人が多く、潰しが利くからです。最初の2年間は、その技術職で一生食べていきたいと必死に覚えていましたが、その後、ほかの業務を頼まれることが多くなり、今ではその2年間で覚えたことのうち半分は忘れてしまっています。
と言いますのも、パートを転々としていた頃、1度だけ助成金の申請を手伝ったことがあります。それを知った社長が、「この500万円の補助金、応募してみてよ」と、思いつきで指示し、それがたまたま通りました。それ以降、助成金や補助金関係の仕事がちょこちょこ入ります。入社時に就いていた技術職のほうは、手隙のときに、お使いや雑用を頼まれるという現状に落ち着きました。
私の心境としては、補助金や助成金は、政府の考え方に左右されるもの。今は政府の方針で、社労士以外の素人でも申請しやすいように書類も簡単。だから、私が書いた申請書類でも通っているが、政治情勢が変われば予算も縮小され、通りにくくなる。また、補助金の要件が狭くなり、私の勤務先が要件から外れれば、申請すらできなくなる。そうなったときに、私に残るスキルは何だろう?雑用係?と不安に思っています。
「国の方針が変わって助成金が申請できなくなったときに私に何も残らないから、当初の技術職に戻りたい」という不安を上司に相談したところ、「技術職は向いていないように思う。子どもがいないなら努力で埋められる差だが、子どものいるあなたは、そもそも時間が限られる。限りある時間を適性のあるデスクワークで極めたほうがいいのでは?」ということをオブラートに包んで言われました。
上司の言うように「デスクワークを極める方向で頑張る」のであれば、社労士事務所や税理士事務所に転職して、場数を踏んだほうがいいのでは?と、迷ってばかりです。
「会社がやりたいことをやらせてくれない」なんて、20代の若い子の愚痴のようで恥ずかしいのですが、もし安井様のお考えを教えてくださるのであればうれしいです。
会社員 広田

最終的な決定権は自分にある

仕事に関する最終的な決定権を持っているのは広田さんご自身ですから、ご自身が本当にやりたい仕事は何かを考え、その方向に向かって進みましょう。

この連載の記事一覧はこちら

もちろん会社員という立場上、好きなことだけをするわけにはいきません。会社という組織に所属している以上は、誰もが好きなことや興味のある仕事だけではなく、そうでないことも仕事の対象としてせざるをえないのが事実です。

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