全力1分の自転車こぎの運動効果が抜群なワケ 45分間軽い運動をするのに匹敵する!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

国立がん研究センターのデータによると、日本人の半数以上は生涯でがんにかかります。国立がん研究センターがん対策情報センターの『図説 国民衛生の動向2018/2019』によると、男性は62%とやや高く、女性は46%となっています。

運動はこうしたがんの罹患率を有意に低下させることがわかっています。144万人のデータをもとに、運動習慣とがんの罹患リスクの関係を調査した2016年の研究データによると、中等度以上の運動を習慣にしている人は、ほとんど運動しない人に比べて、次の図の13種類ものがんにかかるリスクが有意に低下するという結果が得られているのです。

いかがでしょう? 健康診断のたびに医師がしきりに「運動をしましょう」という理由が、少しはご理解いただけるのではないでしょうか。

おまけに、運動はいつ始めても「遅すぎる」ということはありません。運動習慣のなかった人が、高齢になってから運動を始めてもいいのです。

「正しい運動」と世界中の医師が効果を認めるHIIT

「そりゃ、運動したほうがいいことはわかっているよ。でも、まとまった時間が取れなくて……」

という声も聞こえてきます。確かに、現代人にとって「忙しさ」は大きなネックです。

厚生労働省の2016年のデータによると、運動習慣者の割合が最も少ないのが、男性では30代で18.4%。40代も低くて20.3%と、日ごろ運動しているのは5人に1人ほど。女性はさらに少ない傾向にあり、20代、30代は10%(10人に1人)にも満たず、40代でも13.4%にとどまっています。

次ページ「HIIT」のメカニズム
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事