「口の乾き」が招く健康被害を侮ってはいけない

よくかんだり話したりしないと「唾液」が減る

口の乾きは、健康と深い関わりがあります(写真:naka/PIXTA)
「家事や仕事で忙しく、自分のことは後まわし……」「昼ごはんをゆっくり食べているヒマなんてない」――そんな人は、知らず知らずのうちに日々、ガン・認知症・肺炎・脳梗塞・心筋梗塞などの病気のリスクを自ら高めているかもしれません。
口腔外科医の古舘健氏の新著『口がきれいだと、健康で長生きできる 万病・突然死を遠ざける近道』から一部抜粋・アレンジして解説します。

私は、口腔外科医(歯科医師)として、毎年約2000人の口の中を診てきました。すると、本人がまったく自覚をしていなくても、その患者さんの生活が、口の中には表れている、とわかってきました。

冥界の門番であるエンマ大王がチェックしているのは、生きている間にうそをついたかどうかですが、口から命を守る「口腔外科医」がチェックするのは、口がきれいかどうかなのです。

うそをついても長生きはできるかもしれませんが、病院でさまざまな病気を抱えるほとんどの人は口が汚れているのです。「口」は外部に開かれた部位。口が汚れていると、体内にその汚れや細菌の毒素を取り込んでしまう可能性があるからです。

そんなあなたを危険から守るのに最も効果的なのは、唾液を増やすことです。

唾液は、命と健康の門番

唾液というと、汚いイメージを抱く方がいらっしゃるかもしれません。でも、私たちが話せるのも、食べられるのも、息ができるのも、唾液のおかげなのです。唾液は、私たちの生活には欠かせないものなのです。

口腔外科医の立場から申しますと、唾液こそが、健康を守る「門番」だと言えます。 普段、唾液の存在なんて意識すらしていない方がほとんどでしょう。のどがひどく渇いたときや、口を開けて寝てしまったときに、口の中に違和感をおぼえるくらいで、口の中なんて濡れているのが当たり前、唾液が減少するなんて特殊なことだと思ってはいないでしょうか?

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