離婚とは違う「卒婚」という新しい夫婦のあり方

「自分の好きに生きたい」40代以降に急増中

いずれにしても、2重生活になるわけですから、ある程度の経済的な後ろ盾が必要になります。お互いが収入を得ていることなどが条件にもなるでしょう。別居の場合は、定期的に会う場合もあれば、盆暮れや親や子どものイベントで会うなど、生活スタイルに合わせて適宜交流をされているようです。

一方、同居の場合は、家事など生活の基本に関して互いに依存せず、自分のことは自分でするというスタイルです。共用スペースのあるシェアハウス的な生活をイメージしていただけるとよいかもしれません。それぞれに違う趣味や活動を持ち、干渉し合わないというカタチです。

夫婦というより、友人関係に近いのかもしれません。

「愛情=面倒を見ること」ではない

「夫婦の愛情とは何か」と問えば、壮大な議論になってしまいそうですが、愛情=面倒を見ること(見てもらうこと)ではありません。実は、この「愛情」と表現される感情の裏には、攻撃性が潜んでいることがしばしばみられます。

お互いを必要な人と認識し、頼る、相談するなどの関わりを持つことは大切ですが、相手への依存が強くなればなるほど、相手に対しての攻撃性を持つようになります。依存度が高い相手に攻撃性が高くなるのは、誰よりも自分の理解者であるべき相手に対して、自分と相手の境界線があいまいになり、相手を自分の思いどおりにコントロールできないことに憤りを感じるようになるからです。

過度な依存は、相手を支配下に置き、相手を尊重せずに自分の価値観を押し付ける暴力行為でもあります。

抵抗なく1人で決められますか?

・服装・髪型
・友人(人付き合い)
・整理整頓(持ち物)
・趣味
・仕事

以上の項目について、脅しと感じる言動、支配される感覚、たびたび不愉快に感じることがあれば、愛情というよりも支配に傾いているといえます。

多くのことに口出しをされる環境にいると、1人で決断するのを恐れるようになってしまいます。

さらに「お前に任せてはおけないから」などと理由をつけて、ことごとく夫が口うるさく言うのは、自分がふがいないせいだと思い込む妻も多く、暴力的な支配に気づいていないこともあります。また、「GPS妻」とも表現される、夫を徹底的に管理する妻に抵抗できない夫もいます。

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