離婚とは違う「卒婚」という新しい夫婦のあり方 「自分の好きに生きたい」40代以降に急増中

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支配的なパートナーのよく使う言葉には

「あなたのやることを見ているとハラハラ(イライラ)する」

「普通(常識)は、○○だ!」

「世間の人は、そう思う」

といった、相手にケチをつける基準が非常にあいまいな傾向があります。
また意見すると、激しい怒り、もしくは泣き落としと脅しを繰り返すといった特徴もみられます。さらには、ダブルバインドと呼ばれる2重拘束を押し付けてくることもあります。

「外へ出なさい。でも無駄使いはダメ」

「好きにしていい。でも家事には手を抜くな」

「仕事を持ちなさい。でも職場仲間と夜遅くまで飲みに行くなんてもってのほか」

依存に屈せず適切な距離感を築くためには…

このようなパートナーとの葛藤を軽減するためには、依存に屈しないことが大切です。そのためには、

・パートナーに言わないことがあってもよい
・パートナーのアドバイスをつねに求めない
・自分の意思で行動を決めていく

ことが大切です。そんなことをしても相手が変わらないと無理だ、私が我慢すればよいのだからと思っているなら、ご自身にも相手への依存があります。自分が関係性を変えようとしない限り何も変わりませんし、依存から抜け出せないのは、自分の責任でもあります。

自己主張と怒りは違いますし、考え方が違うのは裏切りではありません。
相手の感情に巻き込まれず、自分の信念を持ち、相手と適正な距離を保てる位置まで少しずつ、物理的、精神的に離れることが大切です。

卒婚を成功させるには、夫婦とはこうあるべきといった「べき論」を手放すことも必要です。そもそも夫婦は、1人の人間同士です。それぞれの思いがあり、価値観があり、考え方があります。お互いを認め合い、尊重することができれば、よりよい関係性を築いていくことができるでしょう。

自分の意思や気持ちを大切にし、相手も大切にするためには、関係性を変化させることを恐れず、心地のよい距離感を探っていくことが必要です。長い人生、快適なパートナーシップが育まれますように。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

公認心理師、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。内閣府などの官公庁をはじめ、大手企業等で6万人以上に講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス・ハラスメント対策」を提供している。一般向けにメンタルアップマネージャ®資格講座を実施。著書に51万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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