支配的なパートナーのよく使う言葉には
「あなたのやることを見ているとハラハラ(イライラ)する」
「普通(常識)は、○○だ!」
「世間の人は、そう思う」
といった、相手にケチをつける基準が非常にあいまいな傾向があります。
また意見すると、激しい怒り、もしくは泣き落としと脅しを繰り返すといった特徴もみられます。さらには、ダブルバインドと呼ばれる2重拘束を押し付けてくることもあります。
「外へ出なさい。でも無駄使いはダメ」
「好きにしていい。でも家事には手を抜くな」
「仕事を持ちなさい。でも職場仲間と夜遅くまで飲みに行くなんてもってのほか」
依存に屈せず適切な距離感を築くためには…
このようなパートナーとの葛藤を軽減するためには、依存に屈しないことが大切です。そのためには、
・パートナーのアドバイスをつねに求めない
・自分の意思で行動を決めていく
ことが大切です。そんなことをしても相手が変わらないと無理だ、私が我慢すればよいのだからと思っているなら、ご自身にも相手への依存があります。自分が関係性を変えようとしない限り何も変わりませんし、依存から抜け出せないのは、自分の責任でもあります。
自己主張と怒りは違いますし、考え方が違うのは裏切りではありません。
相手の感情に巻き込まれず、自分の信念を持ち、相手と適正な距離を保てる位置まで少しずつ、物理的、精神的に離れることが大切です。
卒婚を成功させるには、夫婦とはこうあるべきといった「べき論」を手放すことも必要です。そもそも夫婦は、1人の人間同士です。それぞれの思いがあり、価値観があり、考え方があります。お互いを認め合い、尊重することができれば、よりよい関係性を築いていくことができるでしょう。
自分の意思や気持ちを大切にし、相手も大切にするためには、関係性を変化させることを恐れず、心地のよい距離感を探っていくことが必要です。長い人生、快適なパートナーシップが育まれますように。
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