子なし、子ありで結婚生活の満足度は変わる 妻の就業状況によっても満足度に差が出る
長寿化が進み「人生100年時代」を目前に控えた今日、家族や夫婦のあり方や結婚に対する意識も変化し、多様化しています。本稿では、明治安田生活福祉研究所の「人生100年時代に向けた意識調査」から、結婚やパートナーに求める意識と実態についての調査結果を2回に分けてご紹介します(本記事は第1回)。今回のテーマは40~64歳の既婚者が抱く「結婚生活の意識と実態」です。
結婚生活に満足している割合
40~64歳の既婚者について、結婚生活に満足している割合(「とても満足」と「どちらかと言えば満足」)を、子どもの有無と夫婦の働き方別でみてみました。男性については、子どもの有無や働き方にかかわらず8割弱~9割弱が結婚生活に満足しています。女性については、子どもがいる場合は7割強~8割弱、子どもがいない場合は8割弱~9割弱が結婚生活に満足している様子がうかがえます。
「とても満足」の割合については、夫婦とも正社員の世帯が男女ともに最も高くなっています。また、子どもがいない既婚者のほうが子どものいる既婚者よりも高く、夫婦とも正社員で子どもがいない世帯では、男性39.2%・女性34.5%となっています。
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