子なし、子ありで結婚生活の満足度は変わる 妻の就業状況によっても満足度に差が出る
一方、男性のほうが女性よりも割合が高いのは「配偶者からの愛情が感じられない・配偶者への愛情を感じないから」が7.4ポイント差、「夫婦間のコミュニケーションが不十分で孤独だから」が6.5ポイント差となっています。
また、長期間を夫婦として暮らす場合に、婚姻関係は維持しつつ夫婦が互いに束縛せず自立した生活やライフスタイルを楽しむことに肯定的な意見もあります。たとえば「卒婚」と称される形もその1つでしょう。
本調査における卒婚とは、「離婚はしないが、配偶者に必要以上に干渉せずに自分のライフスタイルを楽しむ夫婦関係を営むこと」としています。
距離感をもって過ごしたい
40~64歳の男女に、卒婚についてどう思うかたずねたところ、卒婚をよいと思う割合(「よい」と「どちらかと言えばよい」)は、40代前半男性51.5%・女性69.3%でした。それに対し、60代前半男性61.5%・女性78.7%と、年齢層が高いほど、また、女性のほうが男性よりも卒婚に肯定的な割合は高くなっています。
年齢層が高くなると離婚までは考えないものの、卒婚のように少し距離感をもって過ごすのがよいと思う人が増えるのかもしれません。このように、長くなるセカンドライフとともに夫婦の形・価値観も変化し、多様化しつつあるようです。
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