2015年卒の学生が就職したい、人気企業のベスト3は、1位三菱東京UFJ銀行、2位JTBグループ、3位明治グループで、三菱東京UFJが3連覇――。「東洋経済オンライン」では、2014年も昨年に引き続き、就職人気が高い「ベスト300社」のランキングをお届けする(なお、昨年はベスト100を掲載。昨年度のランキングはこちら)。
金融機関人気が一段と回復、ソニーは127位へ「転落」
このランキングは、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査をもとにしたものだ。同調査は、就職活動の前半と後半の年2回実施。調査対象者は、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録している学生だ。今回掲載するのは前半の調査で、2013年12月1日から2014年1月13日までに実施された(詳細は7ページを参照)。
全体的な傾向としては、金融機関の人気が一段と回復したといえそうだ。首位の三菱東京UFJは、男子3位、女子4位と手堅くまとめ、3年連続で首位となった。
金融機関がベスト10に5社ランクインしているのは、昨年と変わらない。だが、ベスト20では9社と、昨年の6社から増加している。また、商社の人気も着実に復活している。一方、集英社が8位から20位に、NHKも20位から35位へと順位を下げたように、ネットの重要性が高まるなか、学生のマスコミへの価値観が変化しているともいえそうだ。また、たとえばソニーが昨年の71位から今回は127位に転落するなど、大きく順位が変動している企業もある。ランキングは、1ページあたり50社ずつ掲載しており、ぜひ300位までをご覧いただきたい。
就職活動前半時の調査では、学生の情報が少ないため、ランキングはイメージを重視したものになりがちだ。だが、今回は、超人気企業の一角であるオリエンタルランドが17位から今回27位に順位を下げたように、「就職活動が実質的に早まっていることもあり、学生のリアル感が増している」(文化放送キャリアパートナーズ)といえそうだ(下記の表中、34位のキリンは、前年度では、キリンビール104位、キリンビバレッジ115位として調査している)。
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