銀行、証券、保険・・・。就職人気の上位に金融機関が戻ってきた。べスト3には、常連である明治とJTBが入ったが、三菱東京UFJ銀行が2年連続でトップに輝いた。他にも、みずほフィナンシャルグループが15位から6位に躍進するなど、べスト10の半分を日本の大手金融機関が占めた。一方、メーカーの人気低迷が深刻で、とくに海外売り上げの大きい自動車メーカーの凋落が目立った。
このランキングは、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が就職サイト「ブンナビ!」登録学生を対象に行っている調査だ。就職活動の前半と後半の年2回実施しており、前半はイメージ重視、後半は実際に企業と接触した経験を踏まえた現実的なランキングになる傾向がある。今回掲載したのは前半の調査で、昨年12月1日から今年1月14日までに調査を行った。
三菱東京UFJ筆頭に金融強し
首位の三菱東京UFJ銀行は、男子、女子ともに2位と高い支持を集めて連覇となった。同社は、銀行の仕事体感セミナーなど支援セミナーを実施しており、採用PR力も評価されているようだ。6位にはみずほフィナンシャルグループが07年卒を最後に遠のいていたトップ10に返り咲いた。また、足元の株高も反映してか、証券大手2社も10位内に入った。
かつての上位常連だったテレビ局も復調している。足元、絶不調のフジテレビジョンが56位から18位に急上昇。好調が続くテレビ朝日も90位から51位に浮上した。
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