物事が続かない人が性格変えても続かない理由 誰と過ごしどこに住みどこで働くかで変わる

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「7つのフレームワーク」それぞれについて確認してみることにしよう。

心に効く力①「目標を小さく刻む」

人は、小さなステップに注目したときに成功を手にしやすくなる。ところが、そのことを頭で理解していても、行動が続かない人は少なくない。原因は、「ステップをどれくらい小さくすべきか」をよく理解していないことと、はっきりとした基準がないこと。

いずれにしても効果を高めるには、一般的に思われているよりもはるかにステップを小さくしなければならない。

生まれて初めて梯子を登ったときのことを思い出してほしい。登る前は怖かったはずだ。しかし、一段目に足を置き、片手を上げて頭上の段をつかみ、もう一方の足を二段目に置き、さらにもう一方の手で一つ上の段をつかむことで、リズムが生まれ、想像していたほど難しくないと感じたのではないだろうか。次の段に集中していれば、下を見ない限り、怖くて身体が動かなくなったりはしない。一歩踏み出すごとに、自信が強まり、一番上まで登り続けられる可能性が高まっていく。これが、「目標を小さく刻む力」だ。(31〜32ページより)

周囲の協力は、「成し遂げる力」に大きく役立つ

心に効く力②「コミュニティ」

人は、「自分は他の誰とも違う存在なのだから、周りと同じことをする必要はない」と思いたがるもの。しかし、周囲の協力は、「成し遂げる力」に大きく役立つのだという。

ソーシャルメディアを例にとろう。フェイスブックやツイッター、リンクトインなどを使うことに、躊躇した記憶はないだろうか? 初めてフェイスブックへの登録を促すメールを受けとったとき、あまり気が進まなかった人もいるはずだ。(中略)次第に、別の友人や同僚からもフェイスブックに誘われるようになり、メール代わりにフェイスブックを連絡手段に使い始める人も増えてくる。周りと連絡がとりづらくなり、仕方なくフェイスブックを始めると、そこでは仲間うちのコミュニティが出来上がっている。(中略)こうなったら、もう使い続けざるをえない。こうして、コミュニティは強化されていく。
これが、コミュニティが持つ「なし遂げる力」だ。(73〜74ページより)

心に効く力③「重要性を認識する」

人が「運動をする」「製品を買う」といった行動を続けるためには、それが“重要”であることが不可欠。誰もがそのことを頭では理解しているつもりになっているものの、この言葉の意味が正しく理解されていないとヤング氏は指摘している。

重要だと思っていなければ、物事は続かない。当たり前のように思えるが、多くの人がこの事実を見逃している。目標に価値を見いだし、大切なものだと見なすことが達成率を高める。(137ページより)
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