物事が続かない人が性格変えても続かない理由 誰と過ごしどこに住みどこで働くかで変わる
心に効く力⑦「ルーチン化する」
人間の脳は、効率を求めようとするもの。よって、できる限り、同じことを最小限の労力でしようとする。同じものを何度も見る、聞く、匂いを嗅ぐなどすると(本人が自覚していなくても)脳はそれに次に出会ったとき、何も考えなくてもとっさにそれを認識できるように、その情報を記憶するわけである。こうしたルーチン化は、「成し遂げる力」を高めることに役立つそうだ。
サトウカエデの葉との違い
私たちの人生は、木の葉によく似ているとヤング氏は言う。人間はさまざまな力の影響を受けており、誰と時間を過ごすか、どこに住み、どこで働くかによっていろいろなことが変わるということだ。
そして私たちは物事を続けられない、人生を自分の手でコントロールできないと感じてもいる。
しかし、ここで見逃すべきではない重要なポイントがある。葉っぱと違って、人間には脳があるという事実だ。だから、自然の力は変えられなくても、「どの力から影響を受けるか」を選ぶことはできる。そして「心に効く7つの力」モデルを使えば、状況にふさわしい心理的力を自分の味方にできる。
行動は簡単には変えられないし、本書を読んだだけで、何の苦労もなく望みどおりの完璧な行動がとれるわけでもないだろう。しかし、それは“実現可能”なことであり、それこそが重要なのだとヤング氏は訴えているのだ。
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