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問題は宿題そのものではなく、宿題の出し方
宿題の質と量、確かに悩ましい問題です。かつて子どもの頃に、宿題に悩まされた経験を持つ大人も多いはずです。できればやりたくないという人も少なくない中、多くの学校で相変わらず「宿題」が出され続けています。
もちろん、教育現場の事情もあります。声として聞くのは、保護者から「うちの子は勉強しないので、宿題を出してください」と要求されるということです。学校が宿題を出していれば家で勉強する姿が見られ、安心するということでしょうか。ですから、一概に教育現場側の一方的な押し付けとまでは言い切れません。
しかし“宿題問題”は、放っておくと勉強嫌いを作り出しかねません。宿題がやれない自分、宿題をしないと怒られる自分によって、自己肯定感が引き下げられ、勉強からますます遠ざかることもありえます。
井上さんの学校では、宿題が大量に出ていて、しかも「修行」という言葉まで使われているということは、やる意味を見いだせないような内容だとお感じになっていることでしょう。
ここで誤解をしてはならないのは、宿題そのものが悪いのではなく、宿題の出し方に問題があるということです。
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