英会話ネット学習はこんなにも進化している

古参レアジョブの創業から12年、業界の課題

約8割の人に挫折経験があるといわれる英語学習。どのように学習を継続するかが課題となっている(デザイン:池田 梢)

インターネットの通話ツールを使って外国人と会話するオンライン英会話サービス。今ではビジネス特化型などサービスが多様化しており、群雄割拠の状態だ。

『週刊東洋経済』は6月3日発売号で「最短やり直し英語」を特集。英語学習において、最短時間で効果を上げ、かつ学習を継続するためのメソッドを紹介している。そこで取り上げたひとつが、オンライン英会話業界の足元の勢力図である。

業界の草分けといえるのが、2007年創業のレアジョブ。まだ英語を話すには英会話スクールに行くか、留学するしか選択肢がなかった時代、いち早くオンライン英会話サービスを確立させた。創業メンバーの1人である中村岳社長は、「当時は英語を気軽に話せる機会の少なさが社会課題だったが、オンライン英会話でその課題は解決した」と胸を張る。

自動採点システムを開発

中村氏は今、次の課題を見据える。「せっかくオンライン英会話を始めても、成果を出せずに途中で辞めてしまう人がいる。確実に成果を出してもらうために、動機づけと個別学習の2つに注力する」と話す。

『週刊東洋経済』6月3日発売号(6月8日号)の特集は「最短やり直し英語」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

動機づけでは、個人向けとして英語コーチング塾の「レアジョブ本気塾」を運営。レアジョブで蓄積した学習コンテンツを武器に、競合他社と差別化している。また法人向けでは2018年秋、「スマートメソッドコース」という成果保証型の研修を新設。「一人ひとりの弱点を見つけて伸ばすことで成果にコミットする」(中村氏)。

個別学習では、人工知能(AI)を用いたスピーキングテストの自動採点システムを開発している。現状は人力で採点しているが、時間を要して数をさばけないのがネック。AIで採点時間を圧縮できれば、課題をタイムリーに認識でき、学習に反映しやすくなる。

さらに「成長の可視化も狙っている」と中村氏。「例えばレッスンを録音してデータ分析すれば、3カ月前の自身の会話と比べた単語数の伸びがわかる。成長が可視化されれば、英語学習のモチベーションにもつながる」(中村氏)。

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