就活生の親が子に話す「アドバイス」のリアル 自立性重んじる親、「大手に行け」という親…

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就活に役立つアドバイスもかなりある。

「労働組合があるか確認しろと言われた」(理系・熊本大学)

確かに労働組合があれば、ブラック企業の確率は下がるだろう。

「入社してみてつらければ鬱(うつ)になる前に辞めたほうがいいという話もあった」(理系・名古屋大学)

入る前から心配するより、「きつければ辞めてもいい」と考えれば気が楽になる。

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「採用人数の多い企業のほうが、同期が多くて楽しいんじゃないかと言われていました」(文系・同志社女子大学)

同期の仲間が多ければ楽しいし、一生付き合うこともある。

「体調を1番に考えるべき。そんなに頑張らなくてもいい。いくつ選考を受けても入社できるのは1社なので、内定を多く得ても意味がない」(文系・立命館大学)

頑張りすぎないことも就活では大切だろう。

親はこんな企業に行ってほしい

最後に親が教える企業選択の基準を紹介しよう。シンプルでなかなか楽しい。

「事業内容、業界内の位置が変わらなければ、給与がいいほうを選べばいい」(理系・東京大学)

「休みが多いところ、社食がおいしいところを選ぶように」(文系・同志社大学)

とてもおいしい社食を提供する企業はある。給料に換算すると月に数万円の価値になるかもしれない。

「できるだけ福利厚生のよい会社を選んだほうがいいと言われた」(理系・室蘭工業大学)

福利厚生の厚さは働きやすさと正比例することが多い。就職ナビや採用ホームページの文章ではわかりにくいのでOB・OGに質問するとイメージしやすいと思う。

最後に、就職活動が親子関係の再構築にもなった例を挙げておく。

「自分のやりたいことを1から100まで素直に応援してくれ、改めて心から尊敬する親だと感じた」(文系・法政大学)

以上が「就職活動や企業選択について、親から言われたこと」だ。親も子も1つの参考にしていただければと思う。

佃 光博 HR総研ライター

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つくだ みつひろ / Mitsuhiro Tsukuda

編集プロダクション ビー・イー・シー代表取締役。HR総研(ProFuture)ライター。早稲田大学文学部卒。新聞社、出版社勤務を経て、1981年文化放送ブレーンに入社。技術系採用メディア「ELAN」創刊、編集長。1984年同社退社。 多くの採用ツール、ホームページ製作を手がけ、とくに理系メディアを得意とする。

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