東大生の「必ず伝わる説明の技術」が凄すぎた 「ドラえもん」を知らない人にどう説明する?
東大の試験で重視される「他者視点」
「ちゃんと説明しているはずなのに、伝わらないと言われる!」「うまく説明できたと思ったのに、ぜんぜん伝わっていなかった……」
こんな悩みをお持ちの方は多いと思います。というか、僕もずっとこの悩みに悩まされ続けていたので、この感覚はよくわかります。
自分の中ではすべて懇切丁寧に説明しているのに、相手から「え、意味わかんない」「何言ってんの?」と言われる悲しい体験を、僕は何度経験したかわかりません。
これは、「ある思考力」が欠けているから起こっていることかもしれません。相手の立場に立って物事を考える力、「客観的思考力」です。『東大作文』でもお伝えした「双方向性」ともつながるのですが、これは「他者視点」と言ってもいいでしょう。
東大は、この能力を非常に重視している大学です。相手の立場に立って文章を書ける人間でないと容赦なく不合格を食らってしまいます。たとえ受験生が答えをわかっていたとしても、それをきちんと説明する能力がないと0点になってしまう……ということが、けっこうザラにあるのです。
いったいなぜ、東大は「他者視点」を重視しているのか? そこには実は、意外な理由が隠されていました。
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