営業会議が「時間のムダ」になる決定的理由 だから部下育成・業績向上に結びつかない
③チーム全体の膨大な営業時間を奪ってしまう
これは、ほとんどの人が見逃している落とし穴です。
たとえば、午前中に営業会議をすると、その日のファーストアポは午後になることが大半です。つまり、営業会議の時間が60分であっても、たまに会議が延びることを考慮してアポを入れないので、午前中は潰れやすいのです。ましてや、会議時間が90分から120分であれば、ほぼ確実に潰れます。
かといって、夕方、たとえば午後5時からするとなると(午後1時からの営業会議は、その非効率性において言語道断)、営業マンは遅刻しないための逆算スケジュール(商談が長引いても戻れるように)を立てることになるので、その日の午後のアポは1件、多くて2件になってしまいます。
このように、営業会議は、どの時間帯で開こうと、営業会議で費やす時間以上の空白の時間帯をチーム全員に強いることになります。1週間に1回ということは、月に4、5回になります。このムダの積み重ねは、カウンターブローのように業績に響いてきます。
結果論ですが、チーム全員が非効率に時間調整をして、しかも他人の発言から学ぶ姿勢の人が少ない営業会議は、まるで業績を悪くするために開いているような感じです。
そもそも営業会議とはどのような目的で開かれるのでしょうか。簡単に整理すると下記になるかと思います。
さて、この7項目の中で、週1回程度の営業会議に適した項目がどれかわかるでしょうか?
「1つもない」。それが答えです。
ただ、会議の目的7項目そのものは、とても重要なものばかりです。ではどうすればいいか。答えは営業会議の代替案を用いることです。
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