行くしかない!運気が上がる「京都のお寺」3選 ディープに巡る、大人のパワースポット
日本では平安時代の初期に信仰が始まります。御所を守護する目的で、平安京の北に位置する鞍馬寺に祭られました。また、武将の間では戦いの神としてあつく信仰されます。上杉謙信が熱心な信者だったのは有名な話で、春日山城に毘沙門堂を造り、戦旗に「毘」の字を入れました。そして、後に自分は生まれ変わりだと信じるようになったそうです。庶民に広まると福徳の神となり、功徳は変化していきました。
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その「パワー」は最強という声も
神護寺(じんごじ)は、長い石段を上った先、高雄山の中腹にあります。ここで最澄が『法華経』の講演を行い、空海は住職をしたという、日本仏教史上、重要な役割を果たした名刹(めいさつ)です。
開基は、宇佐八幡宮神託事件で要となった和気清麻呂(わけのきよまろ)。清麻呂は8世紀末頃、修行道場として高雄山寺を、同時期に神願寺を創建します。そして824年にこの2寺が合併され、神護寺に改称されました。
清麻呂没後は境内に墓所が置かれ、和気氏の菩提寺に。空海は809年から入山し、最澄や弟子たちに灌頂(かんじょう)を授けました。
5体がそろう日本最古の五大虚空蔵(こくうぞう)菩薩は多宝塔に収蔵。白・黄・緑・赤・黒の彩色が施されており、平安時代初期の密教仏像を代表する作例です。
この寺がパワースポットとなっている背景には、和気清麻呂・空海・最澄という仏教史に残る3人の重要人物が関わっている点があり、その「パワー」は最強という声もあるようです。
また、最近ツイていないと感じている人には、ご当地名物「かわらけ投げ」もおススメです。地蔵院前から錦雲峡に向けて投げるので、気分爽快に厄除けができます。