行くしかない!運気が上がる「京都のお寺」3選 ディープに巡る、大人のパワースポット
この寺にまつられる注目の仏様
虚空蔵菩薩は密教で発達した仏。果てしなく大きな智慧(ちえ)と福徳があるとされ、それを頼って「虚空蔵求聞持(ぐもんじ)法」という修法が生まれました。この菩薩の陀羅尼(だらに)を百万遍唱えると、人並み外れた記憶力が授かるといいます。空海もこれを成し遂げ、利益を得たそうです。
また、五大虚空蔵菩薩を本尊とした息災・来福の祈願法もあります。五大虚空蔵菩薩は、金剛界曼荼羅(まんだら)の如来が虚空蔵菩薩に変化したもので、菩薩の法力を5つに分けて5尊で表しています。
基本的な姿は菩薩形で、蓮台に座しています。右手には智慧を象徴する剣を、左手には福徳を表す如意宝珠(にょいほうじゅ)を蓮華の上に乗せて持っています。ただし、求聞持法の本尊となるときは、右手は与願(よがん)印です。
【名物行事】寺宝虫払
【名物】かわらけ投げ
大きな伽藍と庭園が評判
京都の街を見下ろす高台に建つ知恩院は、威厳漂う大きな伽藍(がらん)と四季の表情豊かな庭園が評判の、浄土宗の総本山です。
開基は浄土宗を開いた法然。1175年、現在の御影堂のそばとなる吉水の草庵に住み、浄土宗の専修念仏を説いたのが始まりです。