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若い日本男子が化粧する「メイク男子現象」の謎 メイクは「自分をよく見せる」最高のツール?

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  • 原田 曜平 芝浦工業大学デザイン工学部UXコース教授
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メイクを始めたきっかけとしては、「肌荒れしたときにこの状態で外に出られない」と思いベースメイクをしたことだったという。乾燥やニキビからくる肌の赤みが気になって、ネットでグリーンのコントロールカバー下地なら赤みを消すことができるという記事を発見。

そこでメディアのグリーンのコントロールカラーを購入。そして、メイクを続けていくうちにすっぴんでは出せないツヤ感に気づき、メイクなしでは外に出られないようになったそうだ。

メイクは自分をより良く見せるもの

Cさんは、「メイクをするようになって自分の肌の状態や、顔のパーツの配置や形に興味を持つようになった。コンプレックスもあるけれど、よりよく見せようという意識が生まれるようになったのはいいことだと思う」と、メイクをしてよかったと語る。

実際、使っている化粧品は「shu uemura」のファンデーション、「ミシャ」のクッションファンデ、「ザセム」のコンシーラー、韓国コスメではCLIOや3CEなどと、女子に劣らずかなり詳しい。

また、Cさん自身が舞台に立っているということもあり、”人から見られている”という意識がほかの男子よりも強い傾向があることも考えられる。そのためかほかの人から視線を浴びることには慣れており、メイクをしていることに対する不安はまったく感じないらしい。むしろ、女友達とメイクに関する情報交換をすることも日常的だそうだ。最近だと「shu uemura」の限定のアイシャドウパレットがかわいいよねという話をしたという。

Cさんの大きな特徴としては、”美意識”がとても高いことだ。寝る前にはディフューザーにお気に入りのフレグランスを入れて、レコードを聴きながら本を読んで寝るのが日課。最先端のスニーカーも好きだが、古い音楽や映画も大好きという彼は「いいものはいい」と、自身が「すてき」と思ったものを積極的に取り入れる。

メイクの参考にしている人は、美肌が特徴的な”車谷セナ”や韓国アイドルのNCTのジェヒョン、SEVENTEENのジョンハン、Wanna Oneのパクジフンと、やはり高い美意識を感じさせる。

インタビューに協力してくれたCさんと、彼の使っている化粧品(写真:Cさん提供)

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【「メイク男子」には種類がある】

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