女性活用を軽視する会社はいずれ淘汰される

人事担当者から見た「いい会社」5つの共通項

女性の積極活用を実現する会社は、企業の将来性もあるといえます。その理由とは(写真:YUJI / PIXTA)

ここ最近、人事担当者同士で話をすると、よく話題に上るのがダイバーシティー(多様な人材の活用)への取り組みです。外国人労働者受け入れの拡大の流れから、話題にあがりやすいということもありますが、その前に「女性の積極活用」で、課題や悩みを抱えている人事が多いというのが、私の実感です。

「就職四季報」特設サイトはこちら

女性の積極活用への取り組みは、すでに取り組んで改善している会社も多いので、「いまさら悩んでいる会社があるのか」と思う方がいるかもしれません。しかし、私が話を聞く中では、企業規模を問わず、悩んでいる人事の方が多いと感じています。

特に多いと感じるのが、女性が妊娠、出産、育児という子どもに関係することについての課題や悩みです。そうしたライフイベントに伴い、時間短縮勤務や休職、休職からの職場復帰、急な遅刻や早退などの必要性が出てくるため、子を持つ女性自身も会社も柔軟性のある対応が求められます。その柔軟性と対応力をどうすればいいか、働く女性からも、人事担当者からも悩みは尽きません。

「女性の積極活用」に人事は悩んでいる

本来なら、女性だけでなく、男性も時短勤務、休職等をとって、ライフイベントへの対応を積極的に行うことができれば、女性の負担だけが増すことにはならないのですが、なかなかそのような実態は見られないのが現状です。結婚を考えている相手、結婚した相手の転勤により、女性の方が相手の転勤先についていくケースも多く、それに伴う退職は、女性、会社双方にとって悩ましい問題です。

個別では「そんなことない」という人や会社もあるとは思いますが、全体としては、女性に「働き方の柔軟性」を強く求められてしまう現状は残念ながら否めません。

次ページ女性採用を抑える安易な対応
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 内田衛の日々是投資
  • 若者のための経済学
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ゴーン氏の知力と行動力に<br>日本政府は完敗した

佐藤優氏の連載「知の技法 出世の作法」第613回の題材は、カルロス・ゴーン被告のレバノン逃亡事件です。ゴーン氏にしてみれば逃亡を選択したのは合理的な判断で、問題は日本の出入国管理が突破されたことにあると指摘しました。