※ミセス・パンプキンへの人生相談および、家族関係や親子問題のお悩み相談は専用メール、専用サイトで受け付けています。質問は400字以内でお願いします。回答は既出の相談と内容が被らないものを優先し、本連載で掲載します。
私は50代の離婚経験者で、子どもはおりません。父は他界し、母は認知症施設にいます。20代の頃、兄は私と口論の末、私の腰をサッカーボールのように11回蹴飛ばし、20センチ大のあざができました。以後兄とは疎遠になり、父の入院と葬儀で会っただけです。兄とは金輪際、関係を切りたいのですが、どうすればいいかわかりません。
母の世話も私に丸投げでした。施設に入所させたら「俺が面倒を見るから、通帳をよこせ」となったので、家庭裁判所に成年後見人をお願いしています。母をいずれ見送るときも、兄に会いたくないので葬儀を欠席しようと思います。ちなみに、この母は兄を溺愛し、蹴飛ばされた話をしても「忘れてしまえ、お前が悪い」という毒親でした。
今後、私が万が一のときも、唯一の身内である兄に連絡が行かないようにしたいです。でも役所は血縁関係を調べ上げるでしょう。財産はすべて元夫に贈与すると公正証書は作りました。この件に理解のある元夫と再婚したいのですが、それは断られました。こんな状態の私に、アドバイスをよろしくお願い致します。
匿名
恨み続けることで痛みと不幸が増大する
「足を踏んだほうはすぐ忘れても、踏まれたほうはいつまでも覚えている」ものですが、相談者様の場合は“すでに切れた悪縁に縛られ過ぎていないか”を、自問されることをお勧めします。
その兄から受けた暴力やあなたの心の痛みに関しては、相手は忘れているか罪悪感を持っていないことは、その後の彼の態度でわかります。あなたの悔しさを訴えたり謝罪を求めるには、距離ができすぎました。つまりあなたは兄を恨み続けるだけで健康に悪く、そのストレスがない兄に負けています。
あなたが万が一のときは、きょうだいというだけであなたの財産が兄に行かないよう法的な手続きは済みました。あとは兄の存在をあなたの人生から消して生きることです。実質的にはすでにきょうだいの縁は切れているのですから。
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