37歳「離婚1年半」双子の母が起業できた理由

パソコンすらちゃんと使えなかったけど

離婚から起業まで1年半、その顚末が著書にもなった(筆者撮影)
今後の人生を「シングルマザー」として生きようと決める女性は後を絶たない。金銭的には豊かとは言いがたい状況かもしれない。それでも懸命に生き、前を見据えて力強くほほ笑む姿がある。そんな彼女らの生きざまのリアルに迫る連載の第4回。

今回は、中学2年生の双子兄弟の母、ナカヤタエさん(37)を取材した。タエさんはRe婚(リコン)相談所を主宰し、離婚準備支援協会でも代表を務める。

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待ち合わせは横浜にある某ホテルの入り口そばのラウンジ。一息ついていると、「こんにちは」と早足で入ってきたナカヤさんは、物腰が柔らかく、優しい雰囲気が漂う女性。ピンク色のバラが描かれたワンピースがとても似合っている。

彼女は、離婚後1年半足らずで、離婚から起業までを書いた著書を出版。今回の取材にあたって、事前に本を読ませてもらったが、なかなか赤裸々な体験が書かれており、興味深かった。

12年間の結婚生活にピリオドを打った後、1年3カ月で起業。離婚相談所でなく「Re婚相談所」とすることで、より創業の目的でもある「幸せに向き合い、結婚生活を見直し、向上・改善すること」に近づけたという。起業に至るまでは紆余曲折あったが、何より「円満離婚」できたことが最大の経験だったようだ。

円満離婚できたからこその、夫の理解

現在、離婚する夫婦の9割が協議離婚と言われている。協議離婚では夫婦の間で「こうする」と決めたら、何でもアリだ。

「離婚当初、私はコールセンターの週3のパートを週4に変更し、そうすればどうにか生きていけるように、元夫へ離婚の条件をお願いしました」

養育費はいくらと一律でそろえることも多いが、ナカヤさんは「子どもたちが小学校卒業までの1年半はいくら必要、でもその後は私がこう働くから減額して○○円で大丈夫」と期間を区切り、条件を元夫に理解してもらったという。

「自分の働き方を説明し、相手が理解してくれるかどうかで、生活はだいぶ異なってくると思います」

これは「円満離婚」にもっていけたからこそ、夫の理解が得られた例だ。だとすれば、「円満離婚」の価値は、計り知れないものということになる。

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