女性のスコアは10pt以上落ちており、全体の低下を牽引しています。「一人で外食することは抵抗はない」、男性向けのイメージが強かった「立ち食いそばのようなお店でも恥ずかしくない」と、外食についての女性の意識は、だいぶ変わってきています。これが、街で見かける、一人でランチをする女性の増加にもつながっていそうです。
ランチは一人で過ごせる貴重な時間という考え方に
この背景にはどんなことがあるのか。大きく分けて2つほど要因が挙げられるように思います。
① 一人を気にしていられなくなった
平成の期間中、女性に関して大きく変化したことと言えば、「共働き世帯」の増加。厚労省「厚生労働白書」等によれば、共働き世帯数は1992年に初めて専業主婦世帯数を上回り、その後も継続的に増加。今では完全に逆転してしまいました。
平成はまさに「女性の社会進出」が大きく進んだ時代。仕事量も、立場も、責任も、次第に大きくなっていく女性が増え、忙しさの面でも男性との差がなくなってきています。
さらに子育て中の世帯であれば、女性が早めに仕事を切り上げて帰るパターンも多く、そのぶん女性のほうが時間に追われている部分もあるでしょう。
先日も、コンビニのイートインスペースのテーブルに突っ伏して昼寝をしているスーツ姿の女性を見かけました。かばんも大きく膨らんで重たそう。ハードに仕事をこなしつつ、移動中や、案件と案件のスキマ時間に、一人でもとにかく昼食を……そんな女性が増えているのではないでしょうか。
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