牛角創業者が仕掛ける「1人焼き肉店」の勝算

業態開発のヒントは「いきなり!ステーキ」

8月29日に東京・新橋でオープンした1人焼き肉専門店の「焼肉ライク」。5年後には国内で300出店を目指す(記者撮影)

「焼き肉を食べに行きたい。でも1人では行きづらい」――。そんな悩みに応える飲食店が誕生した。

8月29日、東京・新橋に「焼肉ライク」という店舗がオープンした。「焼肉のファストフード」を標榜する同店の最大の特徴は、「1人向け」という点だ。1人1台の専用ロースターを用意して、今まで「一緒に行く人がいない」という理由で焼き肉を選択肢から外していた人の取り込みを狙う。今回オープンした焼肉ライク1号店は新橋という立地もあり、想定する客層は8割が男性。30代~40代のサラリーマンをメインターゲットとする。

手頃な価格で焼き肉を提供

もう1つの特徴が低価格という点だ。定番商品と位置づける「カルビ&ハラミセット」は、カルビ100グラムとハラミ100グラムにご飯、キムチ、ワカメスープがついて1210円(税抜き)。通常の焼き肉店よりも単価を抑えることを意識したという。

オープン初日には、男性客を中心に長蛇の列ができた(記者撮影)

オープン初日には、前出のカルビ&ハラミセットをオープン記念価格として290円(税抜き)で提供。店の前には長い行列ができた。この日来店した、新橋周辺で勤務する52歳の男性は「このようなおひとり様に特化した焼き肉店というのは初めて来た。今回は特別価格だが、ぜひまた通常価格でも食べにいきたい」と気に入った様子だった。

焼肉ライクを手掛けるのは、「牛角」の創業者でもある西山知義氏が率いるダイニングイノベーションだ。牛角は高価だった焼き肉を手軽に食べられるおしゃれな店というコンセプトで、西山氏が1996年に創業。2003年までわずか7年間で1000店舗にまで急拡大した。

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