吉野家・はなまる・ガスト「共通定期券」の衝撃

販売価格300円、どれだけお得なのか?

吉野家、はなまるうどん、ガストは8月27日から「3社合同定期券」と称した共通割引券を販売する(撮影:尾形文繁)

競合同士による”異色タッグ”の結成は、功を奏するか――。

8月23日、吉野家ホールディングス(HD)とすかいらーくホールディングス(HD)は牛丼チェーン「吉野家」やファミリーレストラン「ガスト」などで使用できる「3社合同定期券」と称した共通割引券を発行すると発表した。

合同定期券が使えるのは吉野家HDが展開する吉野家(国内1203店)と「はなまるうどん」(同472店)、すかいらーくHDのガスト(同1367店)の3ブランド。1日当たりの来店客数は3ブランド合わせて約117万人に上る。

2~4回の使用で元を取ることができる

合同定期券はそれぞれの店舗で8月27日から販売する。価格は300円。合同定期券を各店で提示すると、吉野家では1食当たり80円引き、はなまるうどんではうどん1杯ごとに天ぷら1品(100~170円相当)が無料、ガストでは1回の会計につき100円引きとなる(朝食時間帯は対象外)。計算上、2~4回の使用で元を取ることができる。使用期間は9月10日から10月21日までの6週間で、期間中は何回でも使用可能だ。

吉野家はこの合同定期券を1店当たり400~500枚、国内全店で50万枚以上販売することを目指す(はなまるとガストでの販売目標は非公表)。定期券の売り上げは各社で分配することはなく、店舗の売り上げに計上される。

もともと、こうした定期券による割引サービスは、はなまるが2006年に始めた。当初は、500円の「うどん定期券」を1枚買うと有効期間の1カ月(一部店舗では2カ月)の間、1食につき105円の割引が受けられた。うどん定期券サービスは2010年まで毎年1~2回実施され、2015年に「天ぷら定期券」に形を変え再登場して現在に至る。

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