さらに進化したのが2017年の秋。はなまると、同じグループ傘下の吉野家がコラボレーションして「はしご定期券」を売り出したのだ。吉野家の河村泰貴社長は「はなまるの成功に吉野家が乗っかった」と笑顔で振り返る。
男性ビジネスパーソンが主な客層である吉野家と、女性客の割合が比較的高いはなまるが協力することで、グループ内での相互送客を実現。定期券の提示率もコラボ前の約10%から20%に上昇した。
オファーしたのは吉野家だった
今回の取り組みも、吉野家、はなまる、ガストの3ブランドで相互送客するのが最大の狙いだ。ただ異例なのは、吉野家HDとすかいらーくHDという企業の垣根を越えた合同定期券を発行するという点だ。なぜライバル企業と手を組んでまで、割引キャンペーンを実施するのか。
今回の協業は今年の春、吉野家HDからすかいらーくHDに打診をしたのがきっかけだった。吉野家がオファーした理由は、利用客から多く寄せられたある意見だ。過去に吉野家とはなまるで定期券を発行した際に、利用客から「定期券を使えるブランドや店舗を増やしてほしい」という声が数多くあったという。
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