人見知りでも「人の心をつかむ」話し方のコツ 誰でも簡単にできる! 最強の伝え方とは
世の中には脳科学や心理学を学び、聴衆の心理を手に取るように理解している、という理論派のスピーカーがいます。こういうパターン、ステップで話せば、お客様は自分のことを必ず好ましく思うだろうという知識、テクニックを誇る人たちです。
しかし、そうした知識を学んだことがない、街のラーメン屋の店長のほうが、人々の心をつかむことがあります。「俺は、いつも1杯のラーメンを通してお客さんと心の声で対話している。だからどんなヤツだろうが楽しませることができる」と自信を持って話した途端、人をくぎ付けにしたりするのです。そこには、重要なヒントが隠されています。
恐れることなく、相手と目を合わせる
AIではない、生身の人間であるからこそ、必ずその人と心が触れ合う瞬間があるはずです。コミュニケーションとは、このことです。
筆者は仕事柄、多くの人の前で話をする機会が多いのですが、その経験からわかったのは、良好なコミュニケーションを取るためには、3つのステップが必要ということです。いずれもあたりまえのようで、行っていない人が実は多いのです。
1つ目のステップは「アイコンタクトを取っているかどうか」、つまり、人の目を見ているかどうかです。そして2つ目のステップは「笑顔かどうか」、すなわち、相手の目を見て、ほほ笑んでいるか。最後の3つ目は「自然体かどうか」です。
まず、最初のステップ、つまり、聴衆の目を見て「アイコンタクト」をします。ここでのポイントは、「眺める」のではなく、「目を見る」「目を合わせる」ことです。大抵の人は恐れの感情があるので、壇上に立った瞬間、目を見ないで全体を「眺めて」しまいがちです。
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