人見知りでも「人の心をつかむ」話し方のコツ

誰でも簡単にできる! 最強の伝え方とは

大勢の前に立ったときに緊張しない方法として、「聴衆をジャガイモだと思いなさい」という教えを聞いたことがあるかもしれません。しかし、ジャガイモは人ではなく、笑いかける必要もありません。ジャガイモなどではなく、「人」を相手にコミュニケーションを取るためには、相手の目を見なければならないのです。

ここで、テクニックがあります。それは自分のダメな部分、弱さを出すこと。これは本当にぜひやってみてください。あえてこちらから「実はこれが苦手で、いつも人に助けてもらっていて」ということをアピールするのです。そうすることで、自然と人はあなたに共感します。そうなれば、あなたは人の目を見ることができるようになると思います。

相手を大人だと思わない

ごく自然に相手の目を見ることができたら、次のステップである「笑顔」に進みます。ここでは難しいことは考えず、「うたのおにいさん・おねえさん」になってみてください。ステージに立って、子どもたちにいつもニコニコ笑顔で接し、歌ったり踊ったりして夢を与える存在をイメージするのです。重要なのは、「相手を大人だと思わない」ことになります。

うたのおにいさん・おねえさんが出てくる番組は、3〜4歳児が相手です。目の前にいる人たちが、もし3〜4歳児だったら、あなたはどんな顔をするでしょうか。小さな子どもを前にしたら、人は必然的にニコニコした笑顔になります。

たとえ、そこに座っているのがスーツをビシッと着たビジネスパーソンたちで、自分より年上の気難しそうな投資家がいても、上場企業の社長や偉い政治家がいたとしても、全員3〜4歳児だと思えばいいのです。つまり、「聴衆をジャガイモだと思う」のではなく、「聴衆を3〜4歳児だと思う」ようにしましょう。ジャガイモだと思うと笑いかけませんが、3〜4歳児なら自然な笑顔がこぼれるはずです。

コミュニケーションの基本は笑顔であり、笑顔は人を癒やし、感動を与える最も重要なボディランゲージです。どんなテクニック、理論よりも、笑顔が出るかどうかがコミュニケーションのポイントになります。

そして、最後のステップが「自然体」であることです。自宅で家族とくつろいでいるときと同じようにリラックスした状態でステージに立ち、家族や友人たちに向けるような自然な目線で目を合わせ、ほほ笑みかける。ここまでの一連の流れができていれば、あなたはお客様全体とつながった状態と言えます。

立派な内容のプレゼンをすることも大事ですが、それを聞く人々と親密なコミュニケーションがとれる関係をつくるということが、なにより重要なのです。

もう1つ、人前で話をして、人に良い印象を与えたい場合、やはり見た目も重要です。具体的には、「ジャケットを着る」のがおすすめです。

講師はおしゃれなほうが良いとか、そういうことではありません。これは、相手から見て自分がどんな立場でいるのか、それを示すわかりやすい記号になるからです。

この場合重要なのは、セミナーや講演会での服装という点においては、「相手の1つ上のレベルの服を着る」ということです。なぜなら、近すぎず、遠すぎずという距離感が聴衆といちばんコミュニケーションを取りやすいからです。

ビシッと全身に高級ブランドのスーツや時計をまとい、猛烈に自己アピールしようものなら、場の空気に緊張感が生まれ、聴衆は「これから営業が始まる、身構えなきゃ」と思い、壁を作ってしまうもの。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。