年の差婚を叶える「国際結婚」に潜む問題点

なぜ結婚した女性が突然いなくなるのか

国際結婚は、なぜ周りから反対を受けることが多いのだろうか(写真:Fast&Slow / PIXTA)
日本人男性が、中国、タイ、ベトナム、フィリピンなどの女性とする国際結婚は、まだまだ偏見があり、誤解もまた多い。結婚した女性が突然いなくなってしまったり、すぐに離婚したりするカップルがいるからだ。
仲人として婚活現場にかかわる筆者が、婚活者にスポットを当てて苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、国際結婚を真剣に考えている会員男性の声とともに、国際結婚について考えてみようと思う。

「チョウさん(34歳、仮名)と、結婚に向けて真剣に向き合ってみたいと思います」

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先日、秦野周平(42歳、仮名)から、連絡が入った。

周平は、大学を卒業後、IT企業から現在のメーカーに転職をした。年収も見た目も悪くない日本の平均的なサラリーマンだ。だが、婚活を始めて10カ月の間、お見合いの後に交際に入っても、断ったり、断られたりで、なかなかいいご縁と巡り合えずにいた。チョウとは、2カ月ほど前にお見合いをした。

日本が大好きな中国人女性

チョウは、在日の中国人女性だ。中国の大学で語学を学び、教員資格を取った。卒業後、何度か日本を訪れているうちに日本が大好きになり、現在は中国人が経営する日本の会社に勤めている。会話にはまったく不自由することなく、日本語を話す。できることなら大好きな日本で暮らしたいと願っており、日本人男性との結婚を視野に入れて、結婚相談所に登録をし、婚活を続けていた。

周平は言った。

「チョウさんと話していると、生きる力を強く感じるんです。それは、ガツガツしている野心ではなく、日本人が忘れてしまった原始的な生きる力というのかな。日本人でもバイタリティのある女性はいるんでしょうけど、お見合いではそういうタイプには出会わなかった。食事して、趣味や好きなものの話をして、何か無難な会話をして終わっていた」

そこにいくと、チョウとの会話は新鮮だった。

「チョウさんは、中国が一人っ子政策をしているときに生まれている。だからというわけではないのかもしれないけど、人の命に関する考え方とか、兄弟がいることへの思いとか、しっかりとした自分の意見を持っている。気楽に生きてきた僕は、頭をガツンとやられた感じがしました」

周平が、お見合いをした相手をこれほど熱心に、前向きにとらえて話してくれたのは初めてのことだったので、私は、このまま2人のお付き合いを温かく見守っていこうと思っていた。

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