結婚は、残りの人生を伴侶とともに歩んでいくということ。その相手をお見合いで選ぶとしたら、より条件のいい人を選びたくなるのは至極当然の心理だろう。
そして、好きという気持ちがまだ生まれていないお見合いの席では、対峙したお相手と頭に入れてきた条件を照らし合わせながら、ジャッジをしてしまう。「写真よりもかなり太っている」「コメントには明るい性格だと書かれていたのに、かなり暗い」「しっかりとした年収があるのに、お茶代を割り勘にするなんてケチだ」などなど。
「婚活は、相手を減点法で見るのではなく加点法で見ないと成功しない」とは、よく言われることなのだが、条件が先に提示されるお見合いのような出会いは、頭では加点法で見ようとわかっていても、そこがなかなか難しい。
その点では何の事前情報もなく出会う婚活パーティは、話をしたときの印象で相手を選ぶ。そこで、お見合いでは絶対にマッチングしないと思われるカップルが誕生することがあるのだ。
8歳年上の女性とマッチング
3月に、知人仲人宅で主催された婚活パーティに、会員数名を参加させた。その中の1人、自営業をしている野原知之(31歳、仮名)が、平井結子(39歳、仮名)とマッチングをした。
「マッチングしたお相手、8つも年上だけれど、大丈夫?」
お見合いでは、8歳年上の女性とマッチングするのはほぼないことなので、結果を知って、まずは知之に確認をした。
「はい、大丈夫ですよ。すごく感じのいい方だったので、マッチングしたのなら、またぜひお会いしたいと思います」
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