「やりたい事がわからない」のは危険信号だ

「謙虚」を続けると人に振り回されやすくなる

自分の思いや意見を閉じ込めたままにしておくと、だんだん退化して、自分でさえつかみにくくなっていく(写真:Masaru123/iStock)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

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「日々何となく過ごしている」「特にやりたいこともない」「夢中になれるものがない」こんな思いを持ちつつ、毎日を送っている方も少なくないと思います。実際に、「自分がどうしたらよいのかわからない(ビジョンが持てない)」という相談も多いです。

自分の気持ちや考えが自分でつかみ切れない人は、日々の生活の中で、自分の気持ちをないがしろにしてしまうことが多く、自分を大切にできていない人とも言えます。他人に遠慮したり、空気を読みすぎたり、否定ばかりをされ続けた人に多く見られる現象です。

謙虚になるがゆえに、どうでもよくなってしまう

自分の思いや意見を表出(相手に伝えることを)しなければ、それがだんだん退化していく傾向にあります。退化とはなくなってしまうことではなく、自分の中でつかみにくくなる、認めにくくなるということを指します。相手と何かを決めるときに、謙虚になるがゆえに「どっちでもいいから決めて」「任せる」というようなかかわりを続けてしまうと、当初はあった要望もだんだんと、どうでもよくなり、本当に「どっちでもよく」なってしまうのです。

それが、どのような影響を及ぼすかというと、人に振り回されやすくなります。人に何かを言われて感情が動くのは、自然な現象ですが、自分の芯がしっかりしていないとその振り幅は大きくなります。要するに、自分の信念や思い、意見が自分自身でつかめていないと、相手の影響を受けやすく、それによって多大なエネルギーの消耗を招くのです。それが、ストレスの原因となり、対人関係に疲れやすくもなります。

ですから、自分自身の気持ちを見つめることは自分の心身の健康を守るためにも必要なのことなのです。

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