Netflix流リアリティショーはクズ男も主役 片付けのカリスマ「こんまり」番組も制作中

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人気の恋愛リアリティショー『テラスハウス』の最新版『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』の舞台は長野・軽井沢(写真:Netflix)
Netflix、Amazon Prime Video、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

海外でも人気の恋愛リアリティショー『テラハ』

「仕事がどうもうまくいかない」「家庭内のもめごとが絶えない」「自分は一生、モテないんじゃないか」。誰しも行き詰まりを感じることはあります。そんなとき、同じように悩みを抱えた人が見事に好転していく姿をみたらうらやましくもあり、まねしたくなる心理も働きます。だからでしょうか。厳しい社会環境のなかで人生に悩む人が主役の“リアリティショー”がNetflixで今、人気を得ています。

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リアリティショーといえば、「一般人の男女が恋愛をめぐってゴタゴタを繰り広げる様子をのぞき見するものでしょ?」と思う方も多いかもしれません。確かに恋愛はリアリティショーの中でも定番中の定番。独身の若い男女からシニアのカップル成立をひたすら見届けるものまで、ありとあらゆる設定の番組が存在しています。

もし、リアリティショーという言葉そのものが聞き慣れない場合でも『テラハ』こと『テラスハウス』なら「見たことがある」「聞いたことがある」という方は多いはず。男女6人が共同生活するシェアハウスの様子を四六時中カメラで追いかけた番組です。2012年からフジテレビ系列で放送が始まり、これまで劇場版も公開されました。

Netflixで世界配信されてからは「キスにすら至るまで長く時間がかかり、何も起こらない奥手の恋愛リアリティショーがかえって新鮮だ」と海外からも番組ファンを集めています。

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