松本人志「ネットお笑い番組」が爆走するワケ

Amazonビデオに「コンプライアンス」はない?

松本人志氏がプロデュースする新シリーズ『フリーズ』は『ドキュメンタル』とは対照的な笑いを企画するものになる(写真:(C)2018 YD Creation)

オリジナル企画のバラエティ番組が充実しているネット動画配信サービスといえば、Amazonプライム・ビデオでしょう。「地上波では無理」を売りに、コンプライアンスが厳しくなっている地上波の事情を逆手に取ったような企画が目立ちます。

「地上波では無理」がネット動画の売りなのか?

その代表例にあるのが松本人志氏がプロデュースする密室笑わせ合いサバイバルの『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』でしょう。松本人志さんが呼び寄せた10人の芸人が優勝賞金1000万円を懸けて笑わせ合い、最後まで笑わなかった人が勝ちというルールのなかで展開されていくものです。

この連載の一覧はこちら

笑わせ合いのなかで、下ネタは常套手段。好みが大きく分かれる笑いであることは容易に想定できるのにもかかわらず、「そんなことはお構いなし」といった具合で連発されていきます。それがかえってスポンサーの意向や視聴率にとらわれない自由さと新鮮味を感じさせます。もちろん、視聴者から支持されなければ容赦なく打ち切りでしょうが、『ドキュメンタル』は現在シーズン5まで制作、配信され、Amazonランキング大賞のPrime Video総合部門でつねに上位にランクインする人気シリーズに君臨しています。

この『ドキュメンタル』に続いて、松本人志氏がプロデュースする『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』の見放題独占配信もAmazonプライム・ビデオで9月19日から始まったところです。新シリーズは「何が起こっても、動いてはいけない」というルールをもとに、ミュージシャン、芸人など総勢8名が参加し、「悪だくみ」の仕掛けに対して最後まで動かなかった人が賞金100万円を手にするといった内容です。

次ページコンプライアンスの基準はお国柄によっても違いあり
関連記事
トピックボードAD
  • スナックが呼んでいる
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 若者のための経済学
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
トヨタとソフトバンク<br>入り乱れる異業種連携

「モビリティサービス会社に変わる」宣言をしたトヨタ自動車が、常に先を行くソフトバンクに頭を下げた。世界企業の合従連衡を1枚で表した「自動車・IT業界地図」に崩れる垣根が一目瞭然。