アベマTVが狙う「オオカミくん」のスキマ効果

中国アラサー女子もキスシーンに夢中?

女子中高生から支持を得てシリーズ展開されている「オオカミくんには騙されない」(写真:アベマTV)

「地上波のスキマ」を狙った恋愛リアリティ番組がインターネットテレビ局のAbemaTV(アベマTV)にあります。男女のごくフツーの恋愛模様が描かれ、そこに登場するのは10代、20代の若い世代が憧れる読者モデルや、事務所がイチオシするこれから活躍しそうな役者、タレント、アーティストら。そんな番組がテレビを見なくなった若者世代から支持を受けているというのです。

テレビを見なくなったJKに人気

JK人気のいまどきインターネットテレビ番組と評価されていることで、「オオカミくんには騙されない」のタイトルは大人世代も耳にしたことがあるのではないでしょうか。2017年2月の放送開始からこれまで4シーズン放送され、アベマTVが発表する人気番組ランキング上位につねに食い込んでいます。

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JKに深く刺さった理由にはスキマをついたマーケティング戦略があったことが大きいでしょう。では具体的にどのような狙いで企画されたのか、サイバーエージェント執行役員アベマTV編成制作本部制作局長の谷口達彦氏が答えてくれました。

「若者から支持を得る要素のひとつにあるのがSNSとの親和性。投稿数が増える胸キュンシーンは欠かせないものです。またイケメン男子のなかで誰がオオカミくんなのか、視聴者も“人狼ゲーム”的な感覚で楽しめる構造になっていることもポイントです。それから、今も昔も変わらず、若者の間では、むしろ映画やテレビのトップ俳優よりも雑誌の読者モデルへの関心度が高いこともあり、その憧れの彼ら彼女らがカップルになると、社会現象になることすらあります。こうした事象を番組のなかで作り出そうと、ターゲットの世代をあえて狭めて企画しました」

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