沼口:ジンベエザメが17mくらいになります。
木本:クジラみたいにジャンプするサメもいるんですってね。
沼口:何種類かいます。
木本:「サメ=絶対怖くない」というのは、僕自身も経験しました。相模湾の海釣りのロケで、表層で休んでいる魚が見えました。カジキマグロかなと思ってルアーを投げました。そしたら船長が「あれはシュモクザメだ」と。かかったらどうしようと焦りました。ルアーが魚体近くにドロップしたので、食いつくなっと思ったら、一目散に逃げてしまった。「なんだ、サメって臆病なんだ」と思いました。危険察知能力が高いのかなと。
沼口:けっこう臆病ですね。サメからダイバーに近づいてくることは少なくて、人影を見たら遠くに逃げていくことがほとんどです。
木本:「ダイビング中にサメと遭遇したら死ぬ」と思っていましたが、ぜんぜん違うんですね。
それでもサメが人間を襲うワケは
沼口:ダイバーが襲われることはなくて、表層での素潜りや、パドリングでサーフィンしているときには、たまにアタックされることがあります。
木本:怒って襲ってくるんでしょうか?
沼口:バシャバシャという振動音に敏感なんです。サメも効率的に餌を捕食したいので、弱った魚を狙います。バシャバシャ音がその音に似ているのではないかと言われています。あるいは、サーフボードでパドリングしているシルエットが大好物のカメに見えてアタックしているかもしれません。
木本:だったら普通にダイビングしていれば、サメからはエサには見えないから……。
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