「渡辺直美」をワインに例えるとどんな感じか

日本人がわかってないワインの「重めと軽め」

Woodcutter’s Shiraz/“Torbreck”(編集部撮影)
ワイン名:Woodcutter’s Shiraz(ウッドカッターズ・シラーズ)
生産者:Torbreck(トルブレック)
生産年:2016年
生産地:オーストラリア南オーストラリア州・バロッサ・ヴァレー
ブドウ品種:シラーズ

グラスに注ぐと、先ほどのブルゴーニュのピノ・ノワールとは打って変わって、非常に色が濃いですね。黒みを帯びた深い紫色で、グラスの向こうが見えないくらいしっかりとした濃縮感があります。

香りも非常にボリュームがあって、華やかです。フレッシュなブルーベリーやカシスのようなフルーティーさもありますが、むしろそれらを少し砂糖と一緒に煮てジャムにしたような濃縮した甘味を感じます。あるいはブルーベリーやカシスのリキュールのような感じとも言えます。そこにシナモンのような甘味のあるスパイスのニュアンスもありますね。

「渡辺直美」のように濃くてエネルギッシュ

口に含んでみると、アタック(口に入れたときの強さを表すワイン用語)が非常に強いです。口中に豊潤な果実味が広がると共に、アルコール分もとても強く感じます。タンニンはしっかりありますが、きめ細やかな印象で、心地よいコクを与えています。ほどよい酸味もあるので、余韻も非常にエレガントに長く続きます。

(イラスト:くぼあやこ)

人に例えるなら、このワインはタレントの渡辺直美さん。見るからに濃くてエネルギッシュ、いつも元気で超パワフルな印象です。一口飲むとパンチがあり、ボリューミー! 人見知りせず、親しみやすい味わいで、誰とでもすぐ仲良くなれるので、ひとりでしっとり飲むというよりは、大勢でワイワイと楽しく飲みたい感じです。

これだけパワフルなワインだと、しっかりとした中華料理や焼き肉など甘辛い味付けの料理にも合いそうです。

この2本を飲み比べると、赤ワインにおける「軽い・重い」がはっきりとわかるはず。同じ造り手さんのワインでなくても同じ産地・品種のワインを選べば、特徴は似ています。ぜひ違いを味わってみてくださいね!

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