「渡辺直美」をワインに例えるとどんな感じか 日本人がわかってないワインの「重めと軽め」

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ブルゴーニュのワインの中でも「A.C.ブルゴーニュ」という格付け銘柄のワインが、お値段もお手頃でオススメです。ブルゴーニュの赤ワインは基本的に「ピノ・ノワール」 100%で造られるのですが、その「ピノ・ノワール」の品種の特性と、冷涼な気候という産地の特性(冷涼だとブドウの糖度が上がりすぎず酸味がきれいに残りやすい)のため、軽やかでチャーミングなワインができあがります。

A.C.Bourgogneの“Jean Marc Millot”(編集部撮影)
ワイン名:A.C.Bourgogne(A.C.ブルゴーニュ)
生産者:Jean Marc Millot(ジャン・マルク・ミヨ)
生産年:2015年
生産地:フランス・ブルゴーニュ地方
ブドウ品種:ピノ・ノワール

見た目にも美しく明るいルビー色で、透明感があります。香りはフレッシュなラズベリーやブルーベリーのようなフルーティーさと、スミレのような可愛らしいフローラルさがあります。飲んでみると、ほんのりと果実味が感じられ、そのあとすぐにキリッとした酸味がくるので、軽くてさわやかな印象です。渋みはほとんどないので、飲み疲れることなく、さらっと飲めますね。

ピノ・ノワールは例えるなら「石田ゆり子」

人に例えるなら、このワインは女優の石田ゆり子さん。

(イラスト:くぼあやこ)

透明感があって、清楚な佇まいや、奥ゆかしくお花のようないい香りのしそうなところ、また上品で軽やかな味わいながら、余韻がスーっと長く伸びていく印象がぴったりです。

料理だと軽めの白身のお肉(鶏肉や豚肉、仔牛など)料理やチーズを使った野菜のお料理、脂ののった白身魚のポワレなど魚介料理でも合いそうです。

次に重めの赤ワインですが、今日はこちらの1本を選びました。オーストラリアを代表するブドウ品種「シラーズ」を使った赤ワイン、中でも今注目のワイン産地である南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーのワインです。

次ページ対して、重めワインを人に例えると…
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