「喫煙する人は太っていない」は本当だった 45万人のデータ分析からわかったこと

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過剰な体脂肪と喫煙の関係性がどういったものであれ、健康上のリスクを避けるため、両方が相互にとして考慮される必要があると、研究チームは結論付けている。

「減量」ということに誘惑され、喫煙を開始する恐れがあることを、ジョージア州立大学公衆衛生学部アトランタ校の研究者で、今回の研究へ参加をしていない、ルーシー・ポポワ医師が述べている。また、タバコに含まれる主要な依存性化学物質であるニコチンが、脳内の様々な受容体を活性化させ、一部の受容体は、食欲や摂食行動を司る神経細胞上にあるため、喫煙は、食欲を減退させるという。

「減量のためにタバコを吸い始めることは、全く良い考えではない。それによって数ポンド体重が減るかも分からないが、それは脂肪が減ったことによるものではなく、筋肉が引き締まったことが原因の可能性がある」と、ポポワ医師が語った。

喫煙者の腹部周りの脂肪量は多い傾向

研究結果においてもまた、喫煙者のBMI値は低い一方で、腹部周りの脂肪量は、非喫煙者よりも多い傾向があり、BMI値が高いことのみよりも、健康にとっては良くないということが示されている。

「またその一方で、ガン、心臓疾患、脳卒中、口臭、歯の黄ばみ、死など様々な種類の悪影響が喫煙により、引き起こされる。喫煙者は、息切れにより運動がさらに困難となり、これにより、減量がさらに難しくなる」と、ポポワ医師が語った。

(文:シャリーン・リーマン)

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