そして、私の古巣、東北楽天ゴールデンイーグルスです。私は自身のTwitterの中で、今月のはじめにこう書きました。「月が変わればツキも変わる!」そう祈りたくなるくらい、先月の状態は非常によろしくなかった。
しかし、5月は本当にツキが変わりました! 5月に入って5勝5敗(5月15日試合終了時点)となり、5月13日までの試合は今季初の4連勝となりました。
ようやく、投打のバランスが噛み合うようになってきました。先月までは投手が抑えれば打者が打てない、打者が打てば投手が打たれる、という非常に悪い状況でしたが、コーチ陣の入れ替えを行うなど、チームとして「何か変えていかなければ!」という、危機感に対して立ち向かう姿勢が良い方向に作用したのではないでしょうか。ですから、本当は“ツキが変わった”というよりも、“力技で流れを変えた”というほうが正しいのです。
岡島選手の「会心の一“ゲキ”」
監督・コーチ・選手、そして裏方さん含め、一軍は総勢約70人が動きます。みんな野球ロボットではなくただの人間ですし、これだけの人数が関わりますから、“気持ち”“感情”というものが大きく作用してくるのは致し方ないこと。
ですから、その“気持ち”の方向を変えるため、今季より選手会長になった岡島豪郎選手が、選手一同に「根性しかねえだろ!」とゲキを飛ばしたと関係者から聞きました。岡島選手は野球に対してとても真面目な人物です。それに、シャイではないのですが、決して人前で進んで意見するようなタイプではない。そんな岡島選手の「会心の一“ゲキ”」は、きっとみんなに刺さったのでしょう。
楽天はもともと明るい性格の選手が多いチーム。調子が上向きになって勢いがつくと昨年前半のような快進撃が今後見られるようになるかもしれません。
私も解説など、マイクや文章を通して応援したいと思います。
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