松坂大輔が12年ぶり日本球界勝利で得たモノ

古巣・楽天も今季初の4連勝、浮上なるか

オリックスに勝利し、4連勝で喜ぶ楽天ナイン。5月13日京セラドーム(写真:共同通信社)
 当連載では、元プロ野球選手の礒部公一氏が自身の経歴を振り返りつつ、盛り上がりを見せるセ・パ両リーグについて、そして日本という枠を飛び出して活躍しているメジャーリーグの日本人選手の動向についても、プロ野球解説者の視点からお伝えします。第2回である本稿では自己紹介とともに、日本球界12年ぶりの勝利を果たした松坂大輔投手と、浮上のきざしを見せる古巣・楽天について解説をしていきます。

2週間ぶりです! 皆さんこんにちは。プロ野球解説者の礒部公一です。

2週間という期間をプロ野球カレンダーに重ねれば、わずか約10試合の消化ということになりますね。

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しかし、この2週間を振り返れば、順位表の派手な変動こそないにしろ、各球団のコンディションに変化が表れ始めています。

いよいよ面白くなってきましたよ!……というお楽しみはコラム後半に触れていくとして、まずは前回途中までになっていた、私のプロフィールから振り返らせてください。

私が夏の甲子園を経て、高校日本代表に選出されたところまで、でしたね。その続きを。

アメリカで見た本場の野球

高校日本代表メンバーに選ばれたら、甲子園終了後に即、日本国内で合宿を行い、同月(8月)下旬にアメリカ遠征がスタートする、という過密なスケジュールを敢行します。現在は“アンダー18”という世界大会になっていますが、私たちの時代は日本・アメリカ・韓国の3カ国で対抗戦を行う親善試合でした。この頃、3カ国間の持ち回りで開催国が変わるというシステムだったのですが、私はアメリカで開催された年に当たりました。

私にとって初の渡米です。しかもロサンゼルスとハワイ。高校生でしたし、とてもワクワクして飛行機に乗ったのを覚えています。

ここでアメリカという本場中の本場で野球ができたのは、大きな収穫になりました。具体的に例を挙げれば“国際ストライクゾーン”。コレは日本にいると経験できないものです。日本に比べて外角のストライクゾーンが広く、内角は狭い。こういう判定があるということを体感できた。のちに社会人野球でも、キューバでの国際大会に出場しましたから、経験値として実戦で生きたのです。

さらに、日本だけでなく、アメリカも韓国も国を代表するメンバーが揃っているわけですから、メジャーリーガーの卵もいるわけです。

なかでも記憶に鮮明なのが、韓国戦で対戦したパク・チャンホ投手。私と同い年で韓国代表のエースです。のちにメジャーやNPBでも活躍するこの名前を、今もご存じの方もたくさんおられるでしょう。球がものすごく速く、変化球も鋭く曲がる。日本の高校野球でも同年代であのレベルの球を投げられる投手はなかなかいなかった。

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