うまくいく夫婦がやっている「対話」のコツ 移住先めぐり意見が対立!そのとき2人は

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「家事シェア」を推進するNPO法人tadaima!代表 三木智有さん(右)一家。夫婦の会議は日常的に行う(三木氏提供)
あちこちの家庭で開かれる「家族会議」を覗き、そのやり方や問題解決法を探っていくこの連載。家族会議をいかに楽しく、充実したものにできるか。子どもたちをどれだけ巻き込めるか。それはまず夫婦の対話力にかかっている。
と言っても、実はいちばん難しいのが夫婦の会議かもしれない。日常的な雑談はともかく、真剣に何かを話そうとすれば意見が異なることも多い。子どもの教育、しつけ、家事分担、お互いの仕事のこと、転職、転勤、移住……。家族にとって重要なことであればあるほど、夫婦で意見が合わず感情的になってしまった、という体験は誰しもあるだろう。
家族会議をやってみたいけど、まずは夫婦でちゃんと話せるか試してみたい、という声も多い。そこで今回は、夫婦の対話や家事シェアをサポートしているNPO法人tadaima! 代表の三木智有さんに、夫婦で会議をするときのコツを伺った。

娘の小学校選びを前に家族で移住を決意!でも…

三木家:家族構成 夫:智有さん 妻:由香里さん 娘:Kちゃん(3歳)
家族の課題:娘の教育にベストな移住先ってどこ?

家族会議の、特に夫婦間の会議の取材をするなら、ぜひこの人に上手なやり方を聞いてみたいと思っていたのが、NPO法人tadaima!の三木さんだ。父親としての立場から、男性が家事や育児を女性と対等にシェアするメリットや、家族にかかわることの楽しさを伝えている三木さんの家では、夫婦間のコミュニケーションも豊富、互いの感謝を伝えることも怠らないという理想のご夫婦である。

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そんな三木さんが、3歳になる娘の教育環境のために、家族で移住をするという。その前に開かれた家族会議のことを聞かせてほしい、とお願いすると、返ってきたのは意外な答えだった。

「いやー、結婚8年目にして、夫婦で意見がここまで分かれたのは初めてでした。危機でしたね(笑)」

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