客数減が止まらない、「モスバーガー」の苦境 国産野菜使用などの強みを生かせない理由

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オーナーの高齢化と、それに伴う新たな担い手の確保という課題に対応するため、本部は後継者育成に着手。2014年からは財務知識や事業計画策定を学ぶ次世代オーナー研修として内容をブラッシュアップし、加盟店向け独立支援を強化しているが、来2018年度も店舗数は横ばいを想定するなど、出店拡大に舵を切るには時間がかかりそうだ。

他業態も中途半端なまま

運営会社のモスフードサービスは、モスバーガーの一本足打法から脱却しようと、次の柱の育成を進めてきた。1999年には紅茶とワッフルの店「マザーリーフ」、旬菜料理の「あえん」などを立ち上げている。

2015年に東京・千駄ヶ谷で開業した「モスクラシック」。いまだ2号店を出せていない(写真:モスフードサービス)

ただ、マザーリーフは不採算店の閉鎖などで店舗数を減らしているほか、食材にこだわった「あえん」もブランド価値の向上を狙った業態で、店舗数の急速な拡大は望めない。

ハンバーガー業態でも2015年にグルメバーガーとお酒をテーマにした高級業態「モスクラシック」を東京・千駄ヶ谷で開業。FCも含めて多店舗化を狙っているが、求める立地が見つからないとして現在まで2号店を出せていない。いずれの業態も中途半端な状況が続いている。

客数と店舗数の減少という、外食チェーンにとっては苦しいトレンドから抜け出せないモスバーガー。復活への道筋をどう描くのか。マクドナルドをはじめとした競合が攻勢を強める中、かつての勢いを取り戻すのは容易ではない。

常盤 有未 東洋経済 記者

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ときわ ゆうみ / Yuumi Tokiwa

これまでに自動車タイヤ・部品、トラック、輸入車、楽器、スポーツ・アウトドア、コンビニ、外食、通販、美容家電業界を担当。

現在は『週刊東洋経済』編集部で特集の企画・編集を担当するとともに教育業界などを取材。週刊東洋経済臨時増刊『本当に強い大学』編集長。趣味はサッカー、ラーメン研究。休日はダンスフィットネス、フットサルにいそしむ。

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