丸亀製麺社長「高時給だけで人は集まらない」 高卒者の正社員も増員し、店舗網拡大を狙う

高卒者の正社員が増加
――丸亀製麺のパート・アルバイトをどのように確保していますか?
各店舗の運営は社員の努力もあるが、やはりパート・アルバイトが支えている部分は見逃せない。採用を円滑に進めていくことは、われわれの成長戦略においてカギとなるポイントだ。年間約1万人ものパート・アルバイトを採用できる理由は、時給が高いということだけではない。

当社はトレーナー制度を設けて、マンツーマンで仕事を教える仕組みを採用している。提案制度も導入しており、パート・アルバイトでも店舗で試みたいことが自由に発言できる。
一例としては、ご当地商品などのアイデアを提案してもらっている。「一緒にお店を作りましょう」という姿勢が共感を呼んでいると思う。
──近年は大卒者に限らず、高卒者の正社員採用も増やしています。
2016年春に4~5人の高卒者を採用したところ、仕事の覚えが早く、即戦力として活躍してくれた。そこで、今春は高卒者の採用を一気に100人に増やした。来年の春も同じぐらいの人数、もしくはそれ以上を採用したい。
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