外資金融の半沢直樹が企む、100分の1返し

若手バンカーが語る、投資銀行業務の悲哀(上)

エリートたちの憧れの職場として知られる投資銀行。その実態とはいかに?写真はゴールドマンサックスのニューヨーク本社(写真:Newscom/アフロ)

「書類のフォントのサイズが違うとか、グラフの色が少し濃いとか、会社のロゴを少し小さくしてくれとか、矢印の向きをもうすこし傾けてくれとか・・・・深夜遅くまで連日無駄な作業を振ってくるクソ上司には、倍返し、いや、半返し、いや、10分の1返し・・・この際思い切って、100分の1返しだ!!!」

あれ、なんかこのセリフ、聴いたことがあるようなないような・・・なにやら人気ドラマ“半沢直樹”に出てきそうなセリフだが、復讐の迫力がどんどん尻つぼみになってしまっている。

そう、ここはドラマ“半沢直樹”の舞台となった国内メガバンクよりもさらに輪をかけて激務で社内政治が蠢くとされる、外資系投資銀行の若手社員の叫び声だ。

前回コラムでもう半沢直樹ネタは打ち止めと申し上げたのに、その後も日本の経済紙は私の警告を無視して、半沢直樹人気便乗ネタで埋め尽くされている。私は断固そんな安易な風潮に流されまい、と柔らかく決意していたのだが、たまたま某外資系投資銀行で働く若手アナリストの後輩からメールが入り、それがことのほか面白い。

そこでメガバンクよりもさらに労働環境の厳しい“外資系投資銀行”の半沢直樹を目指すアナリストの本音を、ここで紹介させていただくことにした。

以下は某米系投資銀行に勤める若手インベストメントバンカー(六本木界隈が東京オフィス)が私に送ってくれた、“投資銀行部に入ってよかったこと、悪かったこと”のリストである。

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