投資銀行の激務で、命を落とすエリートたち

死ぬほど頑張ってはいけない

インベストメントバンクは、世界でも人気の就職先。ただし、投資銀行業務での仕事は、とても過酷だ。(写真:ロイター/アフロ)

「えっ、まだインターン中の大学生やのに、三徹させられて死亡したんや……」

先日の報道によると、米金融大手バンクオブアメリカ・メリルリンチのロンドン支店でインターンをしていたドイツ人学生のエルハルトさんが、3日連続で翌朝6時まで働いていた末、過労死されたという。

ちなみに同時期にロンドンでメリルの競合他社で私の後輩が働いており、この過労の犠牲者の親友の友達なので、そちら方面からも情報が入ってきた。なんでも連日の寝不足を〇〇〇〇〇(眠気覚ましで有名なカフェインドリンク)でごまかして、なんとか目を覚まして働いていたらしい。ちなみにこれは、私がいつも睡眠不足のときに飲みまくっているのと同じドリンクであり、確かに体を休めてないのに目は覚める“非常に危険な”ドリンクである。

その後、メリルリンチが労働環境の見直しを発表したが、ロンドンの投資銀行業界を取り巻く過酷な労働環境に、社会的批判が集まっている。上で述べた私の後輩のデスクにも「バンカメで人が死んだ、インターンを酷使するな、早く帰してやれ」とその日のランチタイムに上からメールが入ったらしい。

この手の“激務エリートキャリア”で命を落とすケースは私の周りでも数名知っている。ひとりは某大手コンサルティングファームのフロアで死亡した人と、もうひとりは某投資銀行で将来を有望される若きディレクターだったのに、これまた過労で亡くなったケースであり、この業界を目指される方々にとっては決して他人事ではない。

そこで本日は、せっかく今まで勉強や競争を頑張り“夢のキャリア”と思っている(大抵は勘違いなのだが)入口に立ったのに、過労で体を壊したり命を落としたりすることがないよう、「間違っても死ぬほど頑張ってはいけない」ということを皆様と再認識させていただこう。

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