ハーバード大学で学ぶベルギーのエリザベート王女、"留学生排除"のトランプ政権に「特別扱いはしてほしくない」。他の留学生と歩みを共に

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エリザベート王女
2025年7月21日、ベルギー建国記念日の式典に姿を見せたエリザベート王女。若くて聡明で国民からの人気が非常に高い(写真:Splash/アフロ)

西ヨーロッパに位置するベルギーは、周囲をフランス、ルクセンブルグ、ドイツ、オランダに囲まれている。面積は約3万km²で、EUの主要機関が置かれている。人口は約1200万人、公用語は、オランダ語、フランス語、ドイツ語の3つである。

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当記事は、AERA DIGITALの提供記事です

現在のベルギー王室の国王は、2013年に即位したフィリップ国王(65)で、マチルド王妃(52)との間に二男二女がいる。

長女エリザベ―ト王女(23)、長男ガブリエル王子(21)、次男エマニュエル王子(19)、次女エレオノール王女(17)で、次男のエマニュエル王子には発達障害(ディスレクシア)があるが、フィリップ国王夫妻は「隠すことではない」と公表している。

そして「王子の最善の利益のため」として専門の教育機関に王子を転校させ、その選択と判断は国民から支持を得ている。

将来はベルギー初の女王(君主)に

そんなベルギー王室の次の君主は、エリザベ―ト王女と決まっている。ベルギーでは王位継承法は男子優先だったが、1991年に制度が改正され、男女平等の考えなどから長子(第一子)優先制になったのだ。つまり、エリザベ―ト王女が君主になれば、ベルギー初の女王ということになる。

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