外資金融の半沢直樹が企む、100分の1返し

若手バンカーが語る、投資銀行業務の悲哀(上)

【某大手米系投資銀行若手バンカーからのメール】

大石(仮名)です。下記、深夜のテンションにて、この2年間(もうそんなに経ったのですね……)で私が投資銀行に入って感じた、よかったこと、悪かったことを思うままに記載しております。深夜のテンションで書きなぐっていますので、MECEでも何でもないですが、何かのご参考になれば幸いです。

<外資系投資銀行に入って、よかったこと>

人に語れる苦労話が増えた

・まずは、ムーギーさんと交流が持てたこと。というより繰り返しになりますが、この業界に入れたのは完全にムーギーさんのおかげです(グローバルエリート注釈:彼の就職活動時、私がその就職相談にのっていた)。

・Executionの経験が積めたこと。具体的にはM&A、Equity Financeの提案から執行、クロージングに至るプロセスを経験できたこと。

・さらに具体的にいえば、クライアントへの提案の仕方、実際のExecutionにおける各パーティとのかかわり方、投資銀行として提供するFairness Opinion, Valuation Presentationおよびそのベースとなる財務分析・モデリング、SPA締結に向けたドキュメンテーションプロセスにおける弁護士とのコミュニケーション。そしてなんといってもクロージング後にクライアントから感謝されたこと。

・きれいごとを抜きにして、上記を経験できることは投資銀行の魅力だと思います。私の場合、2年間で4件クロージングまでたどり着けたという運のよさもあったかもしれません。若手でもガンガン客前でプレゼンさせてもらえます。

・あとは、ミスをした際に全力でしかってくれた先輩の存在でしょうか。自分の全力をぶつけることができる相手がいるのは幸せなことです。

・人に語れる苦労話が増えたこと(次ページ参照)。転職活動での面接で相手が元バンカーの場合、とりあえずなんとかなります。

次ページリクルーティングで嘘をつきすぎ
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